再発率は6割

女医

繰り返す精神疾患の特徴

「こころの風邪」などと表現される事もあるうつ病ですが、治すのに時間がかかってしまうという点では風邪より厄介な病気です。一度うつ病にかかるとだいたい3ヶ月から1年くらいは治療に時間がかかると言われています。平均すると約半年かかります。基本的には症状が改善するまでに数ヵ月単位で時間が必要になるのですが、比較的短期間で改善する事もあります。症状が早く改善するのは良い事ですが、うつ病のデメリットの一つに、その再発率の高さがあげられます。比較的短期間で症状が改善するにもかかわらず、少し経つとまた症状がぶり返してしまうというタイプのうつ病を反復性うつ病と呼びます。反復性うつ病は通常の定型うつと同様ですが、症状の改善と悪化を繰り返すので難治性のうつと考えられる事もあります。うつ病の原因は一つではありません。確かにうつ病は精神疾患でありストレスは主因と言って過言ではない程大きな原因です。しかし、問題はストレスだけではありません。その人個人の性格も要因となります。例えばよく言われるのは、真面目で勤勉な性格、完璧主義な人はうつになりやすい。このようなタイプの人は人よりも多くのエネルギーを使って生活を行っているため疲労やストレスの蓄積に繋がってしまいます。その他、遺伝も関係していたり、他の身体的疾患等が引き金となってうつ病を発症する事があります。いずれにしても、うつ病は「こころの風邪」と言われますが、気持ちだけが原因となって引き起こされる病気ではありません。脳内の伝達物質が不足する事によって起こる病気ですから、気持ちだけで立て直そうとするのではなく、然るべき治療を受ける必要があります。

一言でうつ病と言っても実は様々なタイプがあります。どのタイプのうつ病なのかはその場で即座に判明するものではありません。入念なカウンセリングによってうつ病の原因を探ったり、治療経過を見る中で少しずつ判ってくるものです。一般的な典型的で一番メジャーなのがメランコリー型うつ病と呼ばれるものです。楽しい事も楽しめなかったりする抑うつ状態が続きます。食欲が減退する事により体重が著しく減少したり、気分障害以外に頭痛や腹痛などの身体的症状が出たりします。反対に、過食傾向にある非定型うつ病もあります。楽しい事は楽しめるが仕事になると気分が落ち込む、かかり易いのが20代から30代の若い世代など、特徴が定型うつと比較してわがままに見えてしまうようです。その他、特定の季節になるとうつ症状が出るという季節型のうつ病も存在するようです。季節型のうつ病のように一度うつが治ってもまたなってしまうタイプを反復性うつ病とも言います。この反復性うつ病の原因は季節だけではありません。メランコリー型うつにも、非定型うつにもあり得ます。うつ病の再発率は高く、約6割にも及ぶと言われています。どのようなタイプのうつ病であっても共通して言える事は、治療は長期戦であるという事です。再発した場合までを想定すると年単位での治療が必要になる場合もあります。専門は精神科です。昨今、精神疾患は患者数の増加に伴い病院も増加傾向にあります。最初に病院を選ぶ際は診療時間などを考慮して決めますが、その後はなるべく病院を転々としない事をおすすめします。カルテに書かれたその人の治療経過などの情報が他院では無になってしまいますので気を付けましょう。

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